〇〇のせいにしてたら自分がしんどい
〜誰かの、何かのせいにするのをやめると「自分が」楽になる話〜
こんにちは!きなこです☺︎
私は生い立ちが複雑というか「普通の家庭」ではない環境で育ってきました。
私よりも、もっと複雑で苦労をしてきた方はたくさんいらっしゃると思いますが、それでも世間一般的に言う「普通の家庭」ではなかったと思います。
その為、大人になってからも幼少期の考えが抜けれずに結構苦労しています。
私の場合は「人からどう思われてるのか気になる」「誰かに認められる事で自分の存在価値を確める」「嫌われたくないから人の意見を全肯定」など、とりあえず「自己肯定感」の低すぎる人間でした。
それは今まで「親の育て方のせい」だと思っていました。
過去形なのは少しだけ変われた気がするからです。
今日はそのお話をさせていただきたいと思います。
興味のある方は最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
1 なぜ人の目を気にしすぎる様になったのか
私の親はとにかく「人の悪い箇所を話題にする人」だったような気がします。
誰かと比較する時以外は、褒めていたり尊重していたりという事をしていた記憶がありません。
(「〇〇ちゃんは勉強も運動も出来てすごいねーそれに比べて…」という感じ)
そんな親に「褒められたい」「認められたい」「良い子と思われたい」と思って子供の頃は頑張ってきました。
みんなに良い子と思われる、勝っている所がある=親の自慢の子供になれる=親に認められる=自分には生きている価値がある、という思考になっていたのです。
その考えが大人になっても抜けきれず、人の目を気にするあまり上手くコミニュケーションを取れなかったり、無駄に人と比較して自分を責めたり、逆に人より優れている所を無理に探してマウンティングしたりと、かなり自分でも「自分自身がどうありたいのか分からない」生き辛い人生を歩んでいました。
2 親の育て方のせいにしても何も解決しない
私のその様な思考は子供の頃の環境にあると思っています。
なぜこんなに生き辛いんだろう…と考えた時、すぐに「子供の頃の生育環境」が思い浮かびました。
私のこの生き辛さの原因は全て「親の育て方のせいだ」と。
私と同じ様な環境ではなくても、日本の文化的に「みんな一緒が正しい」みたいな所がありますので、「自分、個人」という存在価値が分からず、人と比較したり、人に認められたりする事でその「価値」を見出し、その結果「人生生き辛いな」と思っている人も多いのではないでしょうか?
でも同時に「親や育った環境のせいにして私の人生変わるのか?」と考えた時に全く変わらないどころか、それは自分にとってマイナスしかないと気づいたのです。
誰かの、何かのせいにしても、自分の人生は全く変わらない。
むしろ、自分でその感情をコントロール出来ていない分、すごくストレスがたまります。
自分の感情ではなく、人の感情で動いてしまっていたのです。
なので私は、自分以外の人や出来事に対して、その責任を押し付けるのをやめました。
「今ある状況の全ては自分で選んで自分で決断してきた。なので全て責任は私にある。」
と考えると自然と感情をコントロールできる様になりその結果少しづつストレスが軽減されたように感じます。
旦那、妻のせい、親のせい、子供のせい、学校のせい、会社のせい、社会のせい…
色々何かの「せい」にしたくなる時が多々ありますが「自分のために」その感情を一旦落ち着かせて見ませんか?
大事な事なので2回言わせていただきます。
それは「自分のため」です。
全ては自分に決定権があり自分しかそれを変えることはできません。
3 「自分のために」意思決定をする
「今ある状況の全ては、自分で選んで自分で決断してきた。なので全て責任は私にある。」
という私の考えについて、一点だけ補足させていただきたいなと思います。
真面目な方は、間違った選択をしてしまった時に、決定した責任を自分に押し付け、自分自身を責めてしまう傾向があるように感じます。
私も「なんてダメな人間なんだ」「自分が決めたんだから逃げたらいけない」といつも思っていました。
でも、その選択をくつがえす事ができるのも、自分しかいないのです。
誰にでも間違いはあります。そして、それを正すのも自分しかできません。
自分以外の他人に、その間違いを正してもらうことはできません。
なので間違ったと思ったら軌道修正してください。
逃げてもいいのです。辛い事から逃げるのは当たり前です。
そして誰かの、何かのせいにしそうになったら「決めたのは自分」と考え、その決定が間違っていたのであれば軌道修正する。それは恥ずかしい事でもなんでもない。
という事を、頭の片隅に置いておいていただき「〇〇のせい」にしそうになった時に、思い出していただけたらなと思います。
私はそうすれば少しだけ楽に慣れました。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ストレスフルな現代社会、皆さまが少しでも心穏やかに過ごせますように。