知らないともったいない!疲労回復に効果的な入浴法
〜1日の疲れ、きちんと落とせていますか?〜
こんにちは。きなこです☺︎
皆さんはお風呂派ですか?シャワー派ですか?
私は本当はお風呂派でなのですが、ガス代節約のために基本1年中シャワーです(泣)
しかし「入浴」は疲れをとるためにはとっても有効な方法で、様々な疲労回復効果や健康効果も期待できますので、できれば毎日湯船に浸かった方が良いと言われています。
そんな疲労回復に効果的な「入浴」ですが、いくつかポイントを理解しておけば、なんとなく湯船に浸かるよりも、その効果を高めることが期待できます。
今日は「入浴が身体にもたらす作用と効率的な取り入れ方」について書かせていただきたいと思います。
ストレス社会で疲れを溜め込んでいる方も多いのではないでしょうか?
毎日湯船に浸かれる環境の方はもちろん、私のように「たまにしか浸からない」という方も、知っておいて損はないと思いますので、興味のある方は最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
1 入浴は3つの作用によってリラックス効果や疲労回復効果が得られる
入浴することによって得られる作用として、お湯に浸かった時に身体にかかる「水圧(静水圧)作用」と「浮力作用」お湯の温度による「温熱作用」の3つがあります。
これらが同時に作用することによって、様々な疲労回復効果や健康効果を感じることができます。
①身体の内部にまで圧がかかることによって、血行やリンパの流れが良くなる
湯船に浸かることによって、血管や筋肉など身体の内部にまで圧がかかり、湯船から上がるとその圧から解放されることによって血行が良くなり、手足の先など普段、血行が悪くなりがちな所にもしっかり血液を送ることができます。
血行が良くなる「水圧(静水圧)作用」ですが、肩まで長時間浸かると全身の筋肉や血管が圧迫されるので、逆に身体に負担がかかってしまいます。
水中では、身体の中でも特に下半身に大きな圧がかかりますので、下半身を浸けるだけで血液やリンパが上半身に押し上げられ全身の血行も良くなります。
肩まで浸かる「全身入浴」は程々にし、「半身浴」でゆっくり入浴するのがおすすめです。
②浮力によって身体が軽くなり、重力による身体の不調が軽減される
湯船に浸かると、今まで痛かった腰や関節が楽になったということがありませんか?
それは血行が良くなるという要因もあるのですが、水の浮力によって重力から身体が解放され、特に体重を支えている腰や足の関節が楽になり動かしやすくなるからです。
また水中で身体を動かすと、水の抵抗により筋肉が刺激され、マッサージ効果も期待できますので、入浴中に腰をひねったり、足を揉んだりするのは地上で行うよりも効果が高く、おすすめです。
③入浴時の温度の違いによって得られる効能が異なる
個人差もありますが一般的に、37℃〜40℃のお湯をぬるい、42℃以上のお湯を熱いと感じるとされています。
38℃〜40℃のぬるめのお湯は副交感神経が優位になりますので、身体の負担が軽減され、リラックス効果が期待できます。
また、末梢神経が拡張され、身体の隅々まで血液と共に酸素や栄養が運ばれ、老廃物を排出する働きをするので疲労回復に効果的です。
リラックスしたい時や寝る前などはぬるめのお湯にゆっくり浸かるのがおすすめです。
逆に42℃以上の熱いお湯は、交感神経が優位になり、末梢神経が収縮し身体の中心部に血液や酸素、栄養を集める働きをします。
血圧や心臓の拍動が上昇し、身体が活動的になりますので42℃以上の熱いお湯は、意識をはっきりさせたい時(朝)や頭をスッキリさせたり元気を出したい時におすすめです。
※38℃〜40℃のぬるめのお湯には20〜30分、42℃以上の熱いお湯は10分以内の入浴にし、無理はしないようにしてください。
※42℃以上の熱いお湯は、高血圧症や動脈硬化症の患者さん、高齢者の方は避けた方が安全です。
2 まとめ
以上をまとめると
- 湯船に浸かることで身体の内部まで水圧がかかり血行が良くなりますが、全身入浴は負担が大きいので程々にし、ゆっくり半身浴するのがおすすめです。
- 水の浮力によって体重の負荷が減り身体が楽になります。
- また、水の抵抗により筋肉が適度に刺激されるので、水中で腕や足や腰を揉んだり動かしたりするのは地上で行うよりも非常に効果的です。
- リラックスしたい時や寝る前などは37〜40℃のぬるめのお湯でゆっくりと。
- 頭をスッキリさせたい時や、活動的になりたい時(朝)などは42℃以上の熱めのお湯にささっと浸かる。(高血圧症、動脈硬化症、高齢者は避ける)
そのほかに、入浴剤やアロマオイル(精油)を使用したりすると、さらにリラックス効果や疲労回復効果が得られると思います。
せっかくのバスタイム、身体に良いことを効率よく取り入れたいですよね。
上記のことを頭の片隅に入れておいて、入浴する際に思い出していただけたら嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ストレスフルな現代社会ですが、皆さまが健康で心穏やかに過ごせますように。