アロマテラピーとは?「香り」が心や身体におよぼす効果
〜香りは心と身体の健康バランスを取る重要な役割〜
こんにちは!きなこです☺︎
心と身体の健康に「香り」というのがとても深く関係しているという事を先日少しだけ書かせていただきました。
「アロマテラピー」という言葉は、皆さん一度は耳にした事があると思います。
でも生活に取り入れている方は少ないのではないでしょうか?
今日は先日書いた香りに関してのお話を、さらに深掘りして書かせていただきたいと思います。
心や身体に疲れを感じている方、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
1 アロマテラピーのきほん
アロマテラピーとはアロマ(香り)テラピー(療法)の意味です。
香りを心と身体の健康維持に役立てる方法で、欧州(フランス、ベルギー、ドイツ)では医学の管理の下、医療の補助的な役割でも使用されています。
日本ではまだあまり浸透していませんがヨーロッパの方では準医療(日本でいう漢方の様なもの)として取り入れられていて、心と身体を健康に保つ役割として「香り」というものがとても重要視されています。
なぜそこまで重要視されているのか?という事をできるだけわかりやすく説明させていただきたいと思います。
2 香りは心の健康にとても重要
以前の記事でも少し触れさせていただきましたが「香り」というのは直接「脳」で感じます。
脳は身体の動きや感情、内臓やホルモンの働きに対して指示を出すとても重要な役割をしていて、生きていく上で心臓の次に大事な臓器ですよね。
その中でも香り(嗅覚)は脳の「本能や生きる実感」などを感じる大脳辺縁系という所にダイレクトに伝えられ、そこで無意識のうちにリラックスしたり集中したり、イライラしたりという反応を作り出します。
その後に「知性や理性」を司る大脳新皮質という所に伝えられ人間は香りを感じ、その香りが「良い香りだな」「不快だな」などと感じるのです。
人間には「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」など様々な感覚がありますがダイレクトに本能的な部分に伝わるのは「嗅覚」だけです。
本能>理性で生きていけるのならば、かなりストレスというのは軽減されるかもしれませんが、人間は理性で本能をコントロールしていますので、心にかなりストレスがかかります。
ストレスを軽減させるために、人間の本能的な部分にダイレクトに影響を与える「香り(嗅覚)」で癒してあげるのがとても効果的という事です。
3 アロマの効能は心だけではない!身体にも様々な効果が!
香り成分は心だけではなく身体にもたくさんの効果をもたらしてくれます。
香りを嗅ぐとその香り成分は人間の本能的な部分に伝えられた後、理性や知性(大脳新皮質)、全身運動(小脳)や生きるための中枢を司る(能幹)部分に伝えられ、そこから血流や臓器の動きを調整する「自律神経系」、身体をウイルスや細菌から守る「免疫系」、全身の機能を調整しているホルモンのバランスを整える「内分泌系」など、身体を健康に保つ為に必要な部分に伝えられます。
この3つの神経系のどれか1つでもトラブルが発生すると、他の神経系でもトラブルが出てきてしまうのでバランスを崩さない様に注意が必要です。
(例えば免疫系でトラブルが起きて風邪を引いてしまったら、自律神経系の胃腸のトラブルも同時に発生しやすいといった感じ)
ですので、3つの神経系に同時に作用してくれる「香り」はそのバランスを保つのにとても有効なアイテムなのです。
また、アロママッサージは香りを嗅ぐだけではなく肌に塗る事で精油の成分を皮膚からも体内や血管内に吸収させる事ができ、より高い効果が期待できます。
(肌に塗る精油は原液ではなく植物油などで薄めて使用します)
また、アロマは薬と違い症状を押さえ込むのではなく、崩れたバランスを整えるものなので身体への負担も少なく気軽に取り入れる事ができます。
4 まだまだ他にも!実は肌にも効果があるのです!
最後にお肌への効果をお伝えしたいと思います。
精油の成分の中にはお肌のトラブルを改善してくれる作用を持つものもあり、薄めて肌に直接塗ってスキンケアとしても使用できます。
また、肌トラブルは、自律神経やホルモンバランスの乱れが原因で起こることも多く、その乱れを整えてくれるアロマはお肌の内側からも作用し改善してくれる効果があります。
(お肌に塗る場合は植物油や軟膏、クリームなどで薄めます。その際の精油の濃度は1〜3%程度で、使用する前は必ずパッチテストを行ってください)
以上のことからアロマ(香り)というのは心のストレスを軽減し、身体や肌を健康に、美しく保つ為に、とても有効なアイテムと言えます。
5 まとめ
私たちが普段何気なく嗅いでいる香りも、意識をすれば、心や身体にたくさんの素敵な効果があります。
ぜひ気軽にできるものから取り入れてみませんか?
また後日、精油の少し詳しい説明と、アロマテラピーの活用方法をご紹介させていただければなと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ストレスフルな現代社会ですが、皆さまが少しでも心穏やかに過ごせますように。