アロマオイル(精油)をブレンドして(混ぜて)使ってみよう!
〜2種類以上ブレンドすると、より自分好みの香りや効能に出会える〜
こんにちは!きなこです☺︎
もう真夏に近い気温になってきましたね!
マスクをするのも億劫ですが、人に移すことは事だけは避けたいので、引き続き熱中症対策をしながら、マスク、手洗い、手指消毒を実行していきたいと思います。
これまでアロマテラピーの基本について、記事をいくつか書かせていただきました。
そこで今日は、アロマテラピーをより楽しむための応用編「アロマオイル(精油)のブレンディング」について書かせていただきたいと思います。
これを読めば、好みのアロマオイル(精油)をブレンドして、より自分に合った香りや効能で楽しんでいただけると思います。
興味のある方は最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
1 アロマオイル(精油)を2種類以上混ぜることによるメリット
アロマオイル(精油)を2種類以上ブレンドすることによって、それぞれのアロマオイル(精油)の持つ効能を高め合う相乗効果が期待でき、また1種類で使うよりも自分の体調や肌トラブルにより合ったものを作ることができます。
香りの面では、組み合わせを工夫することによって、香りを長続きさせたり、徐々に香りの変化を楽しむことができたりと、1種類で使うよりも、よりアロマテラピーを効果的に取り入れることができます。
2 アロマオイル(精油)をブレンドする際の手順は3つ
①今の身体や心の症状に合わせたアロマオイル(精油)を1種類選ぶ
「頭をスッキリさせたい」「肩こりを改善させたい」「ぐっすり眠りたい」など、その時の症状に一番適したアロマオイル(精油)を1種類選んでください。
この時選んだアロマオイル(精油)をベースとして、他の相性の良いアロマオイル(精油)をブレンドしていきます。
ベースのアロマオイル(精油)を選ぶ時の注意点ですが、効能を踏まえた上で、その時の感覚や心地よいと感じる香りを選ぶようにしてください。
効能が適していても香りが不快に感じる場合、効果は激減してしまいます。
例えば「頭をスッキリさせたい」という効能のあるアロマオイル(精油)は沢山ありますので、その中から好きな香りを持っておくと良いですね。
②ブレンドするアロマオイル(精油)を選ぶ
1つはメインで選んだアロマオイルに対して香りの系統が合うオイル(精油)を選ぶこと、もう1つは香りの揮発性(香り始める時間、香りが続く時間)を考慮して選ぶことです。
アロマオイル(精油)はその香りの系統別に、ブレンドした際、相性の良いオイル(精油)と喧嘩をしてしまうオイル(精油)があります。
相性の悪いオイル同士を組み合わせると、香りも不自然になり、効果も薄れてしまうので注意しましょう。
・相性の良いオイルは香りの系統で選ぶ
香りの系統は大きく分けて(・フローラル系・柑橘系・ハーブ系・樹木系・スパイス系・樹脂系・オリエンタル系)の7種類あります。
フローラル系 ⇄ 柑橘系 ⇄ ハーブ系 ⇄ 樹木系 ⇄ スパイス系 ⇄ 樹脂系 ⇄オリエンタル系 ⇄ フローラル系
同じ系統の香りの相性が良いのはもちろんですが、上記のように隣り合う香りの系統も、相性が良いオイル(精油)です。
例えば、ハーブ系をメインに選んだ場合は、同じハーブ系or柑橘系or樹木系とブレンドするというように、7種類の系統と順番を覚えておけば、ブレンドするアロマオイル(精油)を簡単に選ぶことができます。
・香りが揮発する速度を表す「ノート」を知っておくと、より長く香りを楽しめる
アロマオイル(精油)には香りの揮発性を示す「ノート」というものがあるのをご存知ですか?
大きく分けて「トップ」「ミドル」「ベース」の3種類で、「トップ」は香り始めるのが早いのが特徴ですが持続性がなく、「ミドル」は徐々に香り始め、持続時間は2〜3時間、「ベース」は香り始めるのが遅いかわりに長時間香りが続きます。(長いもので2〜3日続くものもあります)
ブレンドする際は「トップ」「ミドル」「ベース」を上手に組み合わせることによって長く香りを楽しむことができます。
また、このノートには面白い特性があり、柑橘系や草、葉から抽出された精油は「トップ」が多く、花から抽出された精油は「ミドル」木部や樹脂から抽出された精油は「ベース」に分類されることが多いです。
草や葉は軽い感じ、花は植物の中で一番美しい香りを発する個所、木部や樹脂はなんだか重厚感のあるイメージではないですか?
香りの継続時間は抽出する植物の場所によって変わるのだなと、非常に興味深かったです。
好きな香りで相性の良いオイルの「トップ」「ミドル」「ベース」を持っておくと「あれ?もう香りがしなくなったな」とか「なかなか香りがしないな」というような事がなく、バランス良く、香りや効能を楽しんでいただけると思います。
③アロマオイル(精油)個々の香りや効能の強さを知り、ブレンドする滴数を決める
アロマオイル(精油)には「ブレンドファクター」と言って、香りや効能の強さを示す数値があります。
1〜7までの数字で定められていて、数字が小さいほど香りや効能が強く、数字が大きいほど穏やかになりますので、数字が小さいものは少なく、大きいものは多くブレンドすると香りや効能のバランスが整います。
より高い効果を得たいと数字の低いオイル(精油)を多く使うと、効能が強すぎて刺激を与えてしまう可能性がありますので注意が必要です。
以上を踏まえて、2種類〜4種類のアロマオイル(精油)をブレンドしていただくと、自分好みの香りと身体に合ったオリジナルなものでアロマテラピーを楽しんでいただけます。
※ブレンドファクターはアロマオイル(精油)を大量に使用する場合以外、普段、家庭で楽しむ程度であれがは気にしなくても大丈夫かなと思います。
ただ、数字が低いアロマオイル(精油)ばかりを使うというのは避けた方が安心です。
3 まとめ
2種類以上のアロマオイル(精油)をブレンドすることによって、1種類のオイル(精油)で楽しむよりも、より効果的に身体や心にアプローチしてくれます。
始めは好きな香りや効能のある1種類から始めて、慣れたらブレンドにも挑戦してみてはどうでしょうか?
テレワークなどで増えるお家時間を、より快適に過ごせるお手伝いをしてくれると思いますよ☺︎
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ストレスフルな現代社会ですが皆さまが健康で少しでも心穏やかに過ごせますように。