他人と比較して劣等感を抱く感情をプラスに変える方法
〜過去の自分と比較して成長したところを探す意識をしようの話〜
こんにちは、きなこです。
人と比べる事って自分にとってメリットよりもデメリットしかないですよね。
人と比べて劣っている所があれば劣等感を抱き、勝っているところがあれば優越感を抱く。
劣等感を抱いたときは自分自身を責め、優越感を抱いたときは安心をする。
人と関わりながら社会生活を送られている方が多い中、人間関係のストレスを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか？
うつ病などの原因に「人間関係」は大きく関わっています。
私も以前までは人と比較して、劣等感を抱いたり優越感を抱いたりして、その感情の変化についていけず、すごくストレスを抱えていました。
でも上手く付き合っていけば自己肯定感を上げてくれるという事に気付きました。
今日は、なぜ人間は他人と比較してしまうのか？その中でどうすればストレスを軽減でき、上手く付き合っていけるのか？という事を自分なりに書かせていただきたいなと思います。
興味のある方は、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
１ 人間が人と比べてしまうのは自分を守るため
人間には自己防衛本能として、人と比べる事で「優位性」を感じ、そこで自己愛を満たす欲求があると言われています。
自分を守るために人と比べているのに、どうしてそこでストレスが発生してしまうのでしょうか？
人と比べても、優劣を比較するバランスが取れていれば良いのですが、それが崩れ、さらに劣等感の方が強くなると人間はストレスを感じ「あきらめ」や「自己否定」につながります。
現代は物や情報が溢れ、便利な世の中になっていますが、それゆえ少しのことでは満足せず、また、比べる人が膨大な数になっているため、なかなか自分の優位性というのを確認できない状態なのだと思います。
極端に言えば「自分vs世界中の人々」となってしまっているので、自分の中で優位性が確認できても、比較する対象は次々と現れます。
その全員に勝とうなんて到底無理ですよね。
マウンティングしている人も幸せそうには見えません。
優越感を感じているようで実は別のところで劣等感があり、そのバランスが劣等感＞優越感になっているのだと思います。
「自分を守るため」に人と比べているのですが、様々な情報が溢れ、比較対象が膨大化している現代社会では、到底そのバランスを保つのは難しく、それがマイナス方向に向いてる人がとても多いのが現状なのではないでしょうか。
２ 人と比べるのは本当に悪い事なのか？
人と比べることは全て悪いのか？と言ったらそうでもありません。
人は他人と比べて劣等感を感じた時、「負けたくない」という感情から劣等感が自分を成長させるためのパワーに変わる場合があります。
学生の部活なんかが良い例で、他校と比較して勝てるように頑張り、勝てば自己肯定につながり、負ければ悔しく、次は勝てるようにもっと頑張りますよね。
そのような作用をもたらせる事ができれば、人と比べることは決して悪いことではないのですが、現代のストレス社会では、そのように良い方に作用させるのは、なかなか難しいのかもしれません。
３ 大切なのは人と比べた時に自分を否定せず受け入れる事
このように、どうしても人間の本能的に「人と比較する」ということは避けられそうにありません。
ただ、比較した時に大事なのはそこで自分を否定せずに受け入れる事です。
「自分は人より劣っていて恥ずかしい人間だ」と自己否定をせずに、「そんなすごい人もいるんだな」と自分と他人の違いを理解し、お互いを受け入れる事が大事なんだと思います。
そうは言っても自分のネガティブな感情をコントロールするのはなかなか簡単なことではありませんよね。
私もそう簡単に切り替えられる人間ではないので偉そうなことは言えません。
そんな時、私が意識的にしているのは「過去の自分と比べて成長したところを探す」ということです。
例えば、私は数日前からHTMLとCSSというのを少し勉強しているのですが、パソコンにかなり疎い私は今までその言葉さえ知りませんでした。
今はその言葉の意味は理解できました。でもまだ使い方には悪戦苦闘です。
パソコンに詳しい人から見ると「今のIT時代にそんな事も知らないのか」と思われるかと思います。
そんな時、過去の自分は「そんな事も知らなかった私って恥ずかしい。使い方も全然わからないし、やっぱり人より劣ってるな」と自己否定し、そこで「自分はやっぱりダメ人間だな」と思い勉強するのをやめていました。
ですが今は「数日前まで知らなかった事が知れた。前より少し賢くなったな。」と自分を肯定して受け入れるようにしています。
意識を完全に変えるのは難しいですが、少しずつコントロールできるように気をつけるようにしています。
４ まとめ
もし、人と比べて劣等感を抱き、ストレスが溜まってしんどい方がいらっしゃるのなら、一緒に少しずつ意識改革してみませんか？
そして、どうしても人と比べてしまう自分を責めないでください。
それは人間の本能的に仕方がない事なのですから。
ゆっくり意識を変えるように意識していただけたらなと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ストレスフルな現代社会ですが、皆さまが健康で、少しでも心穏やかに過ごせますように。
